戸建投資は、区分マンションと異なり建物全体・土地すべてを自分の責任で管理することになります。購入前の現地調査(内見)でどれだけ物件の状態を把握できるかが、その後の修繕コストや収支に大きく影響します。
基礎や外壁に大きなひび割れがないかを確認します。軽微なひび割れは経年によるものもありますが、幅の大きいひび割れは構造への影響も考えられるため、専門家の判断を仰いだ方がよいケースもあります。
屋根材の劣化や雨漏りの跡がないか、可能な範囲で確認します。屋根の修繕は高額になりやすいため、状態の見極めが重要です。
床にビー玉を置いて転がるかを確認する、建具(ドアや窓)の開閉に違和感がないかを確認するなど、簡易的な方法でも建物の傾きの兆候を確認できます。
キッチン・浴室・洗面台・トイレの設備の年式や劣化状況を確認します。水回りの入れ替えは費用がかさみやすい箇所です。
天井や壁にシミがないかを確認します。過去の雨漏りや水漏れの痕跡は、修繕履歴とあわせて確認しておきたいポイントです。
設備の交換時期が近いかどうかも、購入後の支出見通しに関わります。
湿気がこもりやすい物件では、カビや臭いが室内に残っていることがあります。換気や断熱の状態を推測する手がかりにもなります。
接道状況(道路にどれだけ接しているか)は、再建築の可否に直結する重要な確認事項です。役所の建築指導課などで、その土地の接道状況や建築基準法上の扱いを確認しておくと安心です。
自分だけでの判断に不安がある場合は、ホームインスペクター(住宅診断士)やリフォーム会社に同行を依頼し、専門的な視点で建物の状態を確認してもらう方法もあります。特に高額な修繕が必要になりそうな箇所については、専門家の意見を踏まえて購入判断をすることをおすすめします。
戸建の現地調査は、価格には表れない物件のコンディションを見極める重要な機会です。外部・内部・周辺環境のそれぞれの視点からチェックポイントを押さえ、必要に応じて専門家の力も借りながら、納得のいく購入判断につなげましょう。
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